学校紹介
杷逗小学校は明治30年に旧杷厨町に設置された、杷厨村立杷厨尋常小学校を由来としています。
平成29年には創立120周年を迎えた、伝統ある小学校です。
旧校舎
明治50年頃から、近隣の都市化により村内の人口も急激に増え、それに合わせ、昭和1年に学校の敷地を拡げるとともに、木造3階建ての新校舎が建設されました。
木造三階建ての校舎は、当時の村内でも有数の大きさで、村のトレードマークになったともいわれております。
設計は本校卒業生で建築家の寺田宇吉郎が行いました。
今でも残る旧校舎は、天白市の文化財として指定されています。
寺田宇吉郎(てらだ うきちろう)
明治28年、杷厨村新田地区に生まれ、杷厨尋常小学校を卒業しました。
尋常小学校を卒業後は、愛知県立第三中学校から京都の第三高等学校を経て、東京帝国大学工学部で建築を学びました。
その後、工部省入省、明治57年に京都帝国大学理工科大学の助教授に着任。名古屋市内にも寺田の設計した多数の建築物が今も残っています。